ハワイでレンタカーを運転するにあたり、国際運転免許証をGETしたふじたん(@shinjifujita)です。
日本国内のように公共交通機関が発達していないハワイでは、やっぱりレンタカーがあると行動範囲が広がります。
オアフ島以外では「車」がないと、観光スポットへの移動がたいへんですよね。
とはいえ「ハワイでは国際運転免許証は不要」っていうけど「実際のところどうなの・・・?」って、気になる人もいますよね。

わたしは今まで、オアフ島内でレンタカーを5回、ハワイ島内で1回借りたことがあります(あと、アメリカ本土で2回)
その上で、本記事では以下について解説します。
- ハワイで国際運転免許証は必要?
- 国際運転免許証の基本情報
- 国際運転免許証の取得方法・注意点
ハワイで国際運転免許証は必要?
まず、結論から言います。
わたしの体験談としては、以下となります。
- オアフ島内:不要
- ハワイ島内:あるとベター(基本的に推奨)
- その他諸島:あるとベター(基本的に推奨)
なぜ、このように考えるかというと・・・
オアフ島の場合
わたし自身は、オアフ島内で「国際運転免許証を見せて」と言われたことは、一度もありません。
レンタカーを借りるときも「日本国内の運転免許証のみ」で大丈夫でした。
国際運転免許証よりも、むしろ「クレジットカード」が必須です。
また、タイヤがパンクしてレッカー車を呼んだときにも「国際運転免許証を見せて」と言われませんでした。

まぁ、パンク自体はめっちゃ焦りましたねーーー
ハワイ島の場合
正直に言うと、オアフ島と同じ気分(ノリ)で、ハワイ島(ヒロ国際空港)でレンタカーを借りようとしました。
ところが、ハーツ(Hertz)で借りようとすると・・・
「国際運転免許証を出して」

えぇっ!?必要なの?
さも当然かのごとく、国際運転免許証を出すように強く言われたんですね。
(まぁ、ハーツのスタッフ全般が「言葉がキツイ」のですが・・・) ※あくまで私見です。

このときは、国際運転免許証を持っていたのでスムーズに借りられました(よかった・・・)
むしろ持っていなかったら「日本国内の運転免許証」を見せつつ、「大丈夫だよね!?」って猛アピールせざるをえなかったでしょうね。
もちろん英語での交渉です(実際に借りられたかどうかは未知数です・・・)
その他諸島の場合(オアフ島・ハワイ島以外)
正直に言うと、オアフ島・ハワイ島以外でレンタカーを借りたことはありません(2025年時点)
ですが、ハワイ第二の観光スポットの「ハワイ島」で上記なので、「オアフ島以外では国際運転免許証を持っているとベター」というのが、わたしの見解です。
実際に体験してみたら、後日追記しますね。
在ホノルル日本国総領事館の見解
在ホノルル日本国総領事館のホームページでは、以下の案内を行っています。
国際運転免許証について「持参することを強く推奨」という内容です。
ハワイ州では,入国後1年以内に限り,有効な日本の自動車運転免許証で自動車を運転することができます。入国後1年以内であることを証明する必要がありますから,パスポートも忘れずに携行してください。
~中略~
しかし,依然として,当地の警察官が日本の運転免許証を認識できない可能性もありますので,念のため,翻訳代わりとして国際運転免許証も携行することを強くお勧めいたします。
わたしの見解と同じですね。
国際運転免許証の基本情報

国際運転免許証とは?
国際免許とは、その名の通り「海外で車を運転するときに取得する必要がある免許」です。
国際免許とパスポートを合わせて携行することで、ジュネーブ条約に加盟国での運転が可能になります。
ジュネーブ条約とは世界的な道路交通に関する条約で、加盟国同士であれば国際免許を取得することで加盟国内の運転を可能にした条約です。
2025年9月時点で、100余りの締結国・特別行政区があります。

アメリカ合衆国(ハワイ)もこの中に含まれています。
ジュネーブ条約締約国等に関する情報(警視庁ホームページ)
日本国内で取得するのは「国外運転免許証」
ちなみに、みなさんがよく口にする「国際運転免許証」とは、厳密にいうと「国外運転免許証」です。
実は、外国免許は「3種類」に分かれており、正しい用語と定義は以下です。
- 国外運転免許証:日本の運転免許証を元に発行される国際運転免許証
- 国際運転免許証:外国の運転免許証を元に発行される免許証。海外免許を持つ人が日本国内で運転するときに必要
- 外国運転免許証:外国の運転免許証に日本語の翻訳文を添付したもの
少々ややこしいのですが、以下からは日本で取得できる「国外運転免許証」を「国際運転免許証」という表現でお伝えしますね!
国際運転免許証の取得方法・申請時の持ち物・取得の流れ
ここからは、国際運転免許証の取得方法や、申請時の持ち物や手続き料金、取得の流れについて説明しますね。
取得できる場所
国際運転免許証は、以下の場所で取得が可能です。
- 運転免許試験場
- 運転免許更新センター
- 各都道府県の警察署の運転免許課
たとえば東京都の場合は、取得可能な施設と営業日時は以下です。
- 運転免許試験場:府中、鮫洲、江東(平日/日曜の8:30~16:30、土曜祝日と年末年始は休み)
- 運転免許更新センター:神田、新宿(平日の8:30~16:30、土日祝と年末年始は休み)
- 指定の警察署:世田谷、板橋、立川(平日の8:30~16:30、土日祝と年末年始は休み)
取得に必要なもの
取得に必要なものは以下です。
基本的に、該当の都道府県内に住所がある必要があります。
- 有効期限内の運転免許証 ※免許停止処分を受ける方や停止中の場合は、手続自体が不可
- マイナ免許証 ※お持ちの方
- 写真1枚(縦4.5cm×横3.5cm) ※申請前6か月以内に撮影したもの。パスポート用のものと同じサイズ
- パスポート ※原本を持っていない場合は、渡航を証明する書類が必要
- 古い国外運転免許証 ※持っている場合は、併せて持参
- 手数料2,350円 ※一部例外あり
多くの警察署では、原則キャッシュレス決済が導入されています。
以前は「縦5.0cm×横4.0cm」の写真が必要でしたが、令和4年5月の道路交通法施行規則の一部改正に伴い、持参する写真のサイズが変更になりました。

パスポート用と同じサイズになったので、証明写真がラクチンになりました!
代理申請の場合の持ち物
ちなみに、本人が渡航中の場合に限り、親族等の代理手続きも可能です(親族のほか、知人、友人、会社関係者を含む)
代理申請の場合に必要な持ち物は以下です。
- 有効期限内の運転免許証 ※免許停止処分を受ける方や停止中の場合は、手続自体が不可
- 写真1枚(縦4.5cm×横3.5cm) ※申請前6か月以内に撮影したもの。パスポート用のものと同じサイズ
- パスポート ※全ページのコピー
- 本人から代理人にあてた依頼文書(委任状等)
- 代理人の身分を証明するもの(運転免許証等)
- 手数料2,250円 ※一部例外あり
パスポートは、スタンプ(出入国記録)が押印されているものが必要です。
出入国の際、自動化ゲートを利用した場合などはスタンプが押印されないので、法務省から出入(帰)国記録を取得してください。詳しくは各運転免許試験場にお問合せください。
取得の流れ
取得の流れは以下です。
必要な持ち物さえ持参すれば、正直難しいことはありません。
今回は、神田運転免許更新センターで手続きしました(館内撮影NG)
受付場所に行きます。
神田運転免許更新センターの場合、各線大手町駅・JR神田駅が最寄です。
受付の窓口にて、免許証とパスポートを窓口に提出します。
申請書の用紙に必要事項を記入し、合わせて写真を提出します。
証明写真を丸ごと持参しましたが、ハサミでの裁断ごと対応してくれました。
しばらく待機すると、番号が呼ばれます。
とくに不備がなければ、手数料を支払って手続きを完了します。
ちなみに、神田運転免許更新センターの場合は、クレジットカード払いも可能でした。
現金払いだと2,350円ですが、キャッシュレスで2,250円で少しオトクでした!
どれくらいの期間で取得できるの?
原則即日交付ですが、状況により即日交付できない場合があります。
わたしが手続きしたときは、約30分ほどで国際運転免許証を取得できました!(2025年8月上旬の平日午後)
また、以前に「新宿運転免許更新センター」(都庁前)で申請を行った時には、なんと10分で完了したこともあります。
しっかり準備をしたら、朝9:00の出勤時間前に完了しちゃったんですよ。
有効期間は発行日から1年間で、更新制度はありません。
なので、次回の海外旅行の出発日が決まった段階で、申請日を確保して取得することを推奨します。
レンタカーの事前予約時にも、国際運転免許証は必要なの?
ハワイでレンタカーを利用したいときに、事前にWEB予約する人も多いと思います。
基本的に事前予約時には必要ありません。
国際運転免許証を取得してハワイでドライブを楽しもう!
本記事では「国際運転免許証」(国外運転免許証)について、詳しく紹介しました。
ハワイでも、実際のところは日本の運転免許証だけでも運転はできます。
ただ「トラベル is トラブル」という言葉の通り、異国の地でドライブするときに限って、日本では起こりえないトラブルに遭遇しがちですよね・・・。
限られた期間での観光を最大限に楽しむためにも、国際運転免許証の取得を推奨します。
わずか2,350円で1年間有効ですしね!

本記事が、ハワイ旅行で国際運転免許証を取得するかの参考になれば嬉しいです!