ハワイ・オアフ島に行くことが好きすぎて仕方がない、ふじたん(@shinjifujita)です。
わたしには、2014年にはじめてオアフ島に行って以来、ず~~~っと参加したいイベントがありました。
今回5年越しの悲願が叶って、JALホノルルマラソン2019を出走してきました!
本記事は「JALホノルルマラソン2019」の出走レポートです。
ホノルルマラソンを「ランナー」として味わった体験を、2020年以降に走ってみたい未来のランナーさん向けに余すところなくたっぷり紹介します!
ホノルルマラソンを走ろうと決めた理由
わたしにとって「ホノルルマラソン」とは、2014年以降に仕事で毎年関わってきた大会です。
毎回、現地でランナーのみなさんのスタートを見送り、ランの最中に励まし、フィニッシュを出迎えつつ、高揚感と感動に包まれる空間を見てきました。
そして、2018年に後任にバトンタッチし、担当を外れたんですね。
あるとき、ふと思いました。

これって、ホノルルマラソンを走れるってことじゃん!
妻の同意を得て、レース2日前の2019年12月6日(金)の夜に出発しました。
ごく一部の人にしか事前に伝えていなかったので、職場内が騒然としたとかしないとか(まぁ、どっちでもいいんですけどね。笑)

ちなみに、ホノルルマラソンは、2022年に第50回の記念大会です。
わたしには「妻と息子と3人でホノルルマラソンを完走したい」という目標があり、このときは未来に向けた予習を兼ねていました。
ちなみに妻からは「わたしを殺す気か!?」と言われており、まだまったく走る気はありません。
3年弱、ゆーーーっくり時間をかけて、何度も口説き続ける予定です。笑(なんだか恋愛みたい)
結果的には、2022大会は家族3人で現地に行き、息子くんと2人で完走しました!(妻はフィニッシュ地点でお出迎え)

ホノルルマラソン2019の出走レポ(朝のスタート前)
ホノルルに到着しました。
EXPO編(大会受付)や完走証受け取り編(大会翌日)などは、後日に別記事でたっぷり紹介しますね。
ざっと振り返ったら、ホノルルマラソンだけで合計10記事以上になりそうなので。笑
当日に持参した持ち物
今回、ホノルルマラソン当日に使用した持ち物はこちらです。

ランニングポーチ内には以下を入れました。
- モバイルバッテリー
- レンタルWi-Fi
- 充電ケーブル
- エネルギージェル×3つ
背負うタイプの「ランニングリュック内」には、以下を装備しました。
- 帽子
- 日焼け止め
- 予備バッテリー
- 自撮り棒
- モバイルバッテリー(予備)
- 眼鏡ケース(コンタクトレンズに何かあったとき用)
- スポーツドリンク(とりあえず700ml)
「レース中の様子をたくさん取材したい!」「こんな緊急事態が起きるかも・・・」とか念には念を入れたら、ずいぶんたくさんの量に。
そして、この荷物の多さがレース中の誤算を引き起こすとは、この時にはまったく知らず・・・。
シャトルバスでスタート地点へ
ホノルルマラソンのスタートは朝5時です。
カパフル通り沿いの「クイーンカピオラニホテル」の目の前から、スタートエリアに向かうシャトルバスが走ります。
ホテルでバナナを1本だけ食べて、朝3時にバス乗り場に到着。
すでに大行列なのかな・・・と思いきや、数分待ちですぐに乗れました(あれ、意外!?)

朝3時以降に徐々に混み始めていく印象で、わたしが乗車する頃には後ろには50名ほどが一気に並んでいましたね。
乗車してから15分ほどで、3時15分ごろにスタートエリアに到着しました。
スタートエリア(アラモアナ公園)に到着
スタートエリアの周辺は、到着した人にとって「フォトスポット」「出陣式」になっています。
お互いに健闘を讃えながら、スタートタワーなどと一緒に記念写真を撮っていたり。
タワーの照明がついたり消えたりして、これがなかなか撮りづらい・・・(笑)
もし見知らぬ人に撮ってもらうなら「縦や横で枚数を多め、アップめにも撮ってください」って伝えると、どれかしらいい写真が残りやすいですよ。

スタートタワーを入れて写真を撮りたいのなら、遅くても4:00までには到着がおすすめです!
アラモアナ公園からスタートタワーに向かう橋が狭くて、とにかく進まないんですよ(4:20時点で下の写真の状況です。ここからさらに混みます)

スタートエリアのお手洗いが大行列になるのは、国内マラソンも海外マラソンも万国共通ですね。
アラモアナビーチパーク内に多数設置されています。

「1時間くらいなら大丈夫そう」かつ「タイムを気にせずに完走が目標」という人なら、6km付近で再び通るときにトイレに行くのをおすすめします。
その方が並ばずにスムーズに用を足せますよ。
そうこうしているうちに、5時近くになると一気にランナーがやってきます!
ツアー会社の団体客のみんなで準備運動をしていたり、お揃いのユニフォームで集合写真を撮っていたり。
ちょっと羨ましいなぁ~。
スタートは申告タイム別に並びます
スタートは、エントリー時の申告タイム別に並びます。
ナンバーカード(アスリートビブス)の色が「緑→水色→オレンジ→紫」という順番でした。
とはいえ割とゆるめで、ナンバーカードの色が異なる仲間同士でも「同じ場所に並んでいる人」もちらほら(日本国内のマラソン大会ではありえない光景。笑)
わたしは水色(=完走目安:3時間30分〜4時間59分)のエリアに並びました。
ワンちゃんもベビーカーを引いた人もおり、7歳からフルマラソンに参加できるのもホノルルマラソンならではですね。

ベビーカーを引くのは「10kmの部門」を走るのかと思いきや、フルマラソンでレース中ずっと押している人もちらほらいました。
というか凄すぎる・・・!
ホノルルマラソン2019の出走レポ(いよいよスタート!)
朝5時ちょうどに、いよいよスタート!
せっかくの記念に、カウントダウンの様子を動画におさめました。
スタート名物の花火が・・・
これ、言っていいのかな・・・
じつは2019年大会は、スタート時の花火に失敗している(はず)です。
例年、5時ちょうどのスタートから数秒後に打ち上がり、スタートエリアで歓声が上がるのがホノルルマラソンの恒例です。
・・・が、今回は5時ちょうどには打ち上がらなかったんです。
もしかしたら「みんな写真を撮ってスタート付近が渋滞するから」という理由なのかもしれませんが、約10分後に打ち上がりはじめました。
このイレギュラーが発生したため、後方からスタートの人はバッチリ見られたみたい!
確かに後方のランナーのほうが「初参加の人が多いエリア」ので花火も喜ばれそうではあるんですが、ちょっと消化不良でした。笑
刻一刻と変化するオアフ島の自然に感動!
12月のハワイ・オアフ島の日の出時刻は、朝7時前です。
朝5時のスタートから走り続けていると、徐々に夜が明けてきます。
GoProを持参しているのに、取り出すのが非常に面倒で使ってません。笑
走りながら撮っているので、一部ブレています。ご了承ください。
<ダウンタウン>(まだ真夜中)

<ワイキキビーチ>(ランナーによっては夜明けが近いです)
昼間は観光やショッピングでにぎわう「カラカウア通り」沿いは、ホテルからも徒歩圏内なので、家族連れや応援する人もたくさんいます。

<ダイヤモンドヘッドロード~KCC>
今回はキロ6分強のペースで「42.195kmのジョギング」のつもりで、4時間半目安でゆっくり走りました。
朝6時を過ぎると、徐々に空が明るくなってきます。
もう少し遅いペースで走る人だと、まさに日の出を迎えることができる、実に美しいエリアです。

<ハイウェイ>
噂に聞いていた、往復12kmの一本道はやっぱり長かったー。
ハイウェイの往路の中ほどで、やっと折り返し地点を通過しました(グロスタイムで2時間12分47秒)

見た目以上に小刻みなアップダウンがあって、ハイウェイが脚にも負担がくるんですよ。
ここまで来ると、脚がツラくなって歩き出す人もけっこう見かけるようになりました。
<ハワイカイ>
高速道路を抜けて、高級住宅街のハワイカイに入ります。
ヤシの木と青空の中に、一気に変わるリゾート感が満載の雰囲気ですね。

<ハイウェイ復路>
ハワイカイをぐるっと1周したら、ふたたび高速道路を戻ります。
30kmを過ぎたココが、一番の踏ん張りどころ(そしてやっぱり長い・・・)

<カハラアベニュー>
34kmすぎのハイウェイ復路を抜けると、ヤシの木がたくさんのカハラエリアに入ります。
もう少し・・・もう少し・・・、そんな思いを噛み締めながら一歩ずつ足を進めます。

<ダイヤモンドヘッドロード>
39〜40km付近のいちばん辛いエリアに最後の難関が待っています。
フルマラソンのストーリーが実にいい具合にできているのなんの。
約2km近くつづく、ダイヤモンドヘッドロードの急激な登り坂は、最後の踏ん張りどころです。

39~40km地点に向けてほんの少し余力を残しておくのが、ホノルルマラソンの重要ポイントです。
ハワイの海が一気に広がって「やっとここまできたーーー!」という気持ちになります。
試しに自撮りしてみたんだけど、結構バテバテであまり表情に余裕がない・・・(笑)

もちろんツライ登り坂の後には、ご褒美の下り坂もあります。
苦あれば楽あり。これは人生もフルマラソンも同様ですよね!笑
<ダイヤモンドヘッド>
フィニッシュの約1km手前に、ダイヤモンドヘッドを真横に走るポイントがあります。
ここはばっちり写真を撮られたい!!
わざと前後のランナーさんと距離を空けて、わたしメインで映るように通過しました。

そしていよいよ、カピオラニ公園へ。
ダイヤモンドヘッドやフィニッシュゲートに迎えられながら、いよいよ感動のフィニッシュ~!
ホノルルマラソン2019の出走レポ(完走しました〜!)
ホノルルマラソン2019を完走しました!(ネットタイム:4時間43分52秒)

完走メダル
フィニッシュ後は完走メダルを受け取ります。
このメダルが、ずっしりと重みがあります(誇張でもなく、ほんとうに重量があるんですよ)
せっかくなので、前日に走った「カラカウアメリーマイル」(1マイルのファンラン)のメダルと並べて記念に。

レース後の余韻
走り終わった身体に最高に気持ちいいシャワーを浴びて、

カピオラニ公園内で完走Tシャツの受け取り。
この体験を味わいたかったんだ!

毎年異なるカラーなのですが、2019年はオレンジ色でした。
いろんな人から「ファンタオレンジみたい」と言われるデザインでしたね・・・。笑

もちろん完走した後の定番の、ハワイ名物マラサダの給食も忘れずに補給しましょう。

ちなみに完走タイムが7時間を超えると、マラサダの在庫切れになることもあるので要注意です。
2022年に息子くんと7時間少々で走ったときは、すでに品切れでした・・・(最高に不味いココナッツドリンクでしたorz)
仲間と一緒に来ている人なら、他のメンバーの到着までモニターを見て待つことも可能です。
30~40分遅れたライブ映像が流れるので、自分のフィニッシュの瞬間を見られるという凝った演出なんですよ!

「ホノルルマラソン2019の大会当日の写真」は「オールスポーツコミュニティ」にて閲覧・購入ができます!
どんな写真が残っているか、今までのマラソンの中でもいちばん楽しみ!(日本時間:2019年12月13日(金)に公開)
【出走後の感想】ホノルルマラソンはまさに地元のお祭り!
ホノルルマラソンで、実はもっとも予想外で驚きだったのが「ボランティア体制のすばらしさ」でした。
少々アバウトでのんびりとした空気が流れるハワイでは、マラソンの運営ものんびり(悪く言うと少々適当)なのかな、懸念していたのですが・・・。
過去に走った日本国内のマラソン大会に比べても、地元の大人も子供(学生さん)もたくさんの方がサポートしてくれるんですよ!
エイドステーション
エイドステーションは、全部で18箇所ありました。
序盤は水だけのエリアもありますが、終盤はゲータレードと水の2種類が用意されています。
給食はパワージェルが3箇所(すべて同じ味のジェルです)

天使のそうめん
ハワイカイの折り返し直後にある、この私設エイドは欠かせません!

「天使のそうめん」という、紙コップにはいった「そうめん」の給食エリアがあります(数量限定)
「めんつゆ」のダシが、30km近く走って疲労たっぷりな身体に、とにかく染み渡るんですよ〜!!
正直、これを味わうためだけに、30km走る価値があるレベルです。
「麺を茹でる」というオペレーションが大変なので、日本国内ではなかなか見かけませんが・・・。
シャワー
30kmすぎのハイウェイの復路~カハラアベニューのあいだで、数カ所のシャワーがあります(公式エイド/施設エイドの両方があります)
このシャワーがまさにパラダイス!火照った身体に冷たい水を浴びると、一気にリフレッシュできます。

毎年恒例の「CREW」と書いたTシャツのみなさん(=大会公式のボランティアさん)も私設エイドのみなさんも。
それぞれ「ここまでの規模と愛に溢れているんだ!」と驚くぐらいに、たくさんのサポートがありました。

熱中症になりかけ、ボランティアさんに救われました
じつは、走っている最中に「熱中症」になりかけたんです。
「あれ・・・、身体がボーーーっとするな」と、いつもより熱を帯びているのに気づいたのは、25kmすぎ。
そこから先はペースを落としながら、全ての給水所で「ゲータレードを2杯+水を1杯ずつ」給水しました。
シャワーを頭から何度も浴びたり、氷を身体に当てたりして、なんとか回復して走り切れました。
それなりにフルマラソンの経験を積み、42.195kmを走ることには慣れていたはずなのに。
2019年のホノルルは、雲ひとつない天気で風もなく、例年以上に暑い年だったんです。
ボランティアさんのサポートがなければ、走りきることができなかったかもしれない。
ほんとうに感謝カンゲキです。
【終わりに】ホノルルマラソンはやっぱり最高に楽しかった!
JALホノルルマラソン2019を走ってみて、期待通りにいや期待以上に楽しかった!
1年間頑張った自分をねぎらうために、ハワイ旅行を兼ねて来年もその先も毎年走りたい。
走り終わった直後から、そのような気持ちを抱かせてくれるマラソン大会でした。
唯一の誤算は、レース中の荷物が多すぎたことですね。
ボランティアの皆さんをたっぷり信頼して、次回走るときは荷物を減らします。
結局、GoProも自撮り棒もまったく使わず・・・(何のために持参したんだ。笑)
次回はポーチだけにして、軽装備にします。
本記事を読んで、一人でも多くの方が「ホノルルマラソンを走ってみたくなった」と感じてくれたら嬉しいです。
ぜひ現地で一緒に走りましょう!
