ホノルルマラソンを走った数日後に、ダイヤモンドヘッドを登ることが恒例行事の、ふじたん(@shinjifujita)です。
帰国日や帰国前日に重なることも多いのですが、やっぱりギリギリまでハワイ観光を楽しみたいんですよね!

せっかくダイヤモンドヘッドに昇るんなら、頂上で朝日を見たい!

頂上でベスポジで見るには、いくつかの「ポイント」があるんだよ。
本記事では、ダイヤモンドヘッドで日の出をベスポジで鑑賞したい!
というアクティブな人向けに、知っておくべきポイントと実際に行ってきた体験談を紹介します。

以下、3行でわかる要約です。
- 頂上で日の出を見られる時期は「11月中旬~3月中旬」だけ&事前予約必須
- 「真っ暗な山道&動きやすさ」を意識した持ち物が必要(とくにヘッドライト)
- 6時30分までに頂上に到達すると、ベスポジをGETしやすい(ショートカットでサクサク登ることが大事)
あ、1つ注意点があります。
それなりに脚を使うので、ホノルルマラソンの「前日」にハイキングするのはオススメしません。
レース前に軽く脚を動かしたいなら、カラカウアメリーマイル(=前日朝のファンラン)を楽しみましょう!
ダイヤモンドヘッドの頂上で日の出を鑑賞│見られる時期と日の出時刻
まず、ダイヤモンドヘッドの頂上で日の出を見るために、知っておくべき前提情報から言います。
見られるのは11月中旬~3月中旬だけ
ダイヤモンドヘッドの頂上で日の出が見られるのは「11月中旬~3月中旬くらい」だけです。
これは「日の出時刻」「開門から頂上に到着するまでの所要時間」が影響します。
言い換えると、4月~10月は基本的には見られません。
ダイヤモンドヘッドに登頂するには、成人男性でも30分くらいかかります。
開門時間が6:00ちょうどなので、日の出時刻が6:40以降の時期であれば、頂上で日の出を見ることができます。
日の出時刻が7時前後の12月~2月がベストです。
太陽が出るまでのあいだ、頂上でちょっと休憩したり写真撮影を楽しんだり、さらに余裕が生まれます。
月ごとの日の出時刻
ワイキキの月ごとの日の出時刻は以下です(2025年の場合)
| 1日 | 11日 | 21日 | |
|---|---|---|---|
| 1月 | 7:07 | 7:09 | 7:09 |
| 2月 | 7:07 | 7:02 | 6:56 |
| 3月 | 6:50 | 6:41 | 6:32 |
| 4月 | 6:22 | 6:13 | 6:05 |
| 5月 | 5:58 | 5:53 | 5:49 |
| 6月 | 5:47 | 5:47 | 5:49 |
| 7月 | 5:52 | 5:55 | 5:59 |
| 8月 | 6:03 | 6:07 | 6:10 |
| 9月 | 6:13 | 6:16 | 6:18 |
| 10月 | 6:21 | 6:24 | 6:28 |
| 11月 | 6:33 | 6:38 | 6:45 |
| 12月 | 6:51 | 6:57 | 7:03 |
参考:https://sunrise-sunset.org/us/waikiki-hi/
上記が6:40の季節であれば、頂上に着いたらすぐに太陽が出てくる。
7:00の季節であれば、到着後20分くらいはゆったり待つことができます。
トワイライト(夜明け前)の美しい時間帯は、おおよそ日の出時刻の約20分前から始まります。
なので、トワイライトの時間に到着を目指すと、たっぷり満喫できます!
ダイヤモンドヘッドの頂上で日の出を鑑賞│おすすめの服装と持ち物
ダイヤモンドヘッドで日の出を鑑賞するにあたり、おすすめの服装と持ち物は以下です。
おすすめの服装と持ち物
おすすめの服装と持ち物は以下です(◎=必須、◯=推奨、△=必要に応じて)
持ち物の注意点
基本的には「真っ暗な山道&動きやすさ」を意識すれば大丈夫です。
「ダイヤモンドヘッドならへっちゃらでしょ!」と油断しがちですが、それでも「山道」です。
路面はかなりデコボコしているので、サンダルやハイヒールは厳禁です。

あと「ヘッドライト」は必ず準備しましょう!(できれば1人1つ)
いざとなれば、ウォルマートやABCストアなどで現地調達もできますが、あらかじめ日本で購入して持参すると安心です。
ちなみに、登頂口近くにある「案内ボード」では、水・ウォーキングシューズ・帽子・日焼け止めを推奨しています。

入口前の「ビジターセンター」は朝7:00オープンです。
下山するまで飲み物や売店はいっさいありませんので、こちらも準備しましょう。
あと、登り始めたらお手洗いもありません。
ダイヤモンドヘッドの頂上で日の出を鑑賞│8つの抑えるべきポイント
ダイヤモンドヘッドの日の出を目指して登頂するにあたり、押さえておくべきポイントは以下の8つです。
以下では、それぞれのポイントについて解説します!
事前予約が必須です
2022年5月以降、ハワイ州在住者以外のダイヤモンドヘッドへの入場は、ハワイ州立公園公式サイトでの事前予約必須になりました。
30日先まで予約ができるので、行く日にちを決めたら即登録しましょう!
- 入場料:1人5ドル
- 駐車場:1台10ドル
- 予約できる日:30日先まで
- 入場のみの場合:1時間単位ごとの入場枠(例:6時~7時、7時~8時・・・)
- 入場+駐車場の場合:2時間単位での入場枠(例:6時~8時、8時~10時・・・)
- クローズ日:12月25日、1月1日
- 注意点:予約時間の開始30分以内に到着すること(30分を過ぎた場合、無断キャンセル扱いとなる場合あり)
「朝6:00~の入場枠」をGETしないことには、何も始まりません・・・!
そして、早い時間帯の枠ほど先に埋まるので、直前すぎると完売していることもあります。

正直、どのタイミングで埋まるかは運しだいです。
試しに調べてみたときは、当日~5日先までは朝6:00台が完売でした・・・
ちなみに、予定が確定していないけど「先に予約する」という選択肢もあります。
キャンセルポリシーは、「15日以上前にキャンセルした場合は一部払い戻し」があり、予約日時の変更は「変更後の空き枠がある場合に限り、3日前まで対応」でした(2022年時点)
タクシーを手配しよう
登山口までの移動手段として、タクシーを手配しましょう。
もっともラクなのは、ホテルのフロントにお願いすることです。
ワイキキ中心部に宿泊の人でしたら、5:30出発でちょうどいいです。
もしフロントの人が融通が利かない場合は、キングダムタクシーが便利です。
「ワイキキ内のホテル→登頂口」(ダイヤモンドヘッドビジターセンター前)まで、1台20ドル(チップ込)で行けます。
キングダムタクシーの体験レポートは以下からどうぞ!
ちなみに、ワイキキから歩いていくことはオススメしません。
登頂口(ダイヤモンドヘッドビジターセンター前)まで、カピオラニ公園から約30分ほど歩きます。しかも登り坂です。
6時30分に頂上に到着を目指そう
頂上のいわゆる「ベスポジ」(=視界を遮られない場所)は、やっぱり激戦です。
ベスポジを目指すには、6時半までに到着を目指しましょう。
登頂エリア自体が広くないため、ギュウギュウになる前に辿り着けるかが勝負です。
6:30すぎに着いた人から、ベスポジ(最前列やもっとも標高が高いエリアなど)を確保しにかかります。

脚力に自信がない人はどうすればいいの・・・?

いくつかの方法で時間短縮にトライしよう!
ヘッドライトを使ってサクサク登ろう
意外と盲点で忘れがちなんですが・・・
夜明け前のダイヤモンドヘッドは、明かりが何もありません!
ヘッドライトを着用せずに登る人もたくさんいるのですが、やっぱりデコボコ道がちょっと怖いので、歩くスピードが落ちるんですよね。
ヘッドライトで地面を明るく照らすことで、サクサクと進みやすくなります。

ヘッドライトの準備によって、当日のベスポジの可能性がかなりUPします。
頂上手前の二つの分かれ道は、迷わず右へ!
ダイヤモンドヘッドの頂上の前には、暗闇の洞窟があります。
そして洞窟を抜けると、道が左右二手に分かれます。
この分かれ道は迷わず右へ!!

実際の案内ボードがこちらです。
左矢印で「左に行くことを推奨」となっているのですが、ショートカットするなら「右」です。

右には99段の階段、左には大回りルートがあります。
一瞬「うっ・・・」と躊躇しかけますが、ベスポジのために「右」に曲がって階段を利用しましょう。

登り切った先には頂上が見えるので、ここが踏ん張りどころ!
頂上に着いたら、信じて待つのみ
意外にも(?)国籍を問わず、無計画で登る人がたくさんいます。
朝日を目指しているはずなのに、日の出時間を知らない方(=何時に太陽が上がるの?と登りながら言ってる方)をたくさん見かけました。
ちょっと遅れて展望台に間に合わなかった・・・という人も、下で諦めるのではなく一番上の展望台の近くまで行ってみましょう。
飽きたからなのか、太陽が昇りきる前に満喫したからなのか、特等席を手放す方もちらほらいます。
羽織るものを1枚持参しよう
ベスポジを確保したら、あとは日の出を待つのみです。
トワイライトから少しずつ夜が明けてきますが、実際には20~30分ほど「頂上でほぼ動かない」状況が続きます。
人によっては「Tシャツ+ショートパンツ」では肌寒さを感じるでしょう。
羽織るものを1枚持参しておくと、いざというときに重宝します(開門までの待ち時間にも)
わたしの場合、いつも息子くん用に1枚コッソリ持参してます。
目安所要時間を把握しよう
ダイヤモンドヘッドの登頂は、おおよそ1時間30分~2時間くらいです。
駐車場(要、事前予約)を利用するときも、制限時間は最長2時間です。
もし個人利用ではなく「現地オプションツアー」で登頂する人は、あらかじめ「下山時間」(登山口での集合時間)を考慮しましょう。
登りに30~40分かかるということは、下山にも30分くらいかかります。
厳密には「下り」のほうが短い時間ですが、駆け足で滑らないように注意してください。
12月~2月で「7:30集合」とかだと、ちょうど太陽が昇り始めたころには下山を始める必要があります。
あらかじめツアーのタイムスケジュールの確認を推奨します。
ダイヤモンドヘッドの頂上で日の出を鑑賞│体験レポを時間軸で紹介
以下では、わたしの体験談を紹介します(登山日:2022年12月15日)
ホノルルマラソンの数日後に昇るときに、どんなタイムスケジュールや行き方だったのかの参考にしてください。
わたし+当時高校生の息子くんの2人で登っています。
5:30 タクシーでホテルを出発
このときは「ホテルラクロワワイキキ」(=ワイキキ西側のホテル)から出発しました。
通常時は、登頂口まで車で15分の距離です。
5:40 登頂口に向かう道路が大混雑・・・
まさかの!!
登頂口の駐車場を目指して、途中から渋滞に遭遇しました・・・
途中で降りて、歩いて登頂口に向かうことにしました。

5:55 登頂口に到着
少々想定外がありましたが、開門前に到着しました。
予約時にメールが送られてくるので、メール内の「QRコード」をかざして入場します。
6:00 登頂開始!
ヘッドライトをかざしながら、ひたすら進みます。
2022年の事前予約開始前は、朝6:00の時点で渋滞のなかで進むような状態でしたが、だいぶ空きましたね。
6:16 階段エリアへ
ここまできたらあと少し!!
99段の階段を一気に登り、頂上を目指します。

99段の階段を登り終えると、もう一つの階段があります。
これは頂上が見えているから大丈夫!

6:22 頂上展望台に到着
頂上の展望台に到着しました!
全体の3番目くらいで到着しました。20分少々で過去最速のスピードかも。笑

夜明け前でライトアップされたワイキキの景色をみたり、しばらくゆっくり過ごします。
これも、ちょっと速く登り切った人のご褒美ですね(^^)

6:27 夜が明け始めてくる
この時間になると、少しずつ東側の空が明るくなってきます。
ここから日の出までの時間って、ほんとうに美しいですよね・・・!


6:32 展望台がかなり埋まる
開門から30分を過ぎると、一気に展望台に到着する人が増えてきました。
つまり、この時間までに登ることが大事なんです・・・!

6:43 日の出までもう少し
うっとりする光景が続きます。
この時間帯になると、みんな「準備万端!!」という感じですね。

7:00 太陽が見え始める
日の出時刻を迎えて、太陽が顔を覗かせ始めました。
しばらくの間、会話も控えてじっくり目に焼き付けます。

7:02 太陽が全部見えた!
海越しの太陽が丸々と現れました。
これからも、家族みんなで何回もハワイに来れますように・・・感謝と願掛けをしたり。


7:10 絶好のフォトセッションタイム
7:10~7:20くらいまでは、実は穴場のゴールデンタイムです(=日の出時刻から10~20分後)
下山を開始する人が増えるので、ポジション取りの自由度が増すんですね。
今回は余裕を持って時間を確保していたので、思いっきり楽しみます!


せっかくなので、太陽に向かってエネルギーチャージ!!

ほんのり茜色に染まった、ワイキキの高層ホテル群も素敵です。

7:25 下山開始
ダイヤモンドヘッド、ありがとう!!
展望台でおもいっきり満喫したので、余韻にひたりながら下山します。

8:00 ビジターセンターに到着
登頂口にある「ダイヤモンドヘッドビジターセンター」に到着しました(営業時間は7:00AM~3:30PM)
ハローキティとのコラボアイテムの販売があったり。

朝7:00以降に昇り始める人なら、日本語音声ガイド付きツアーも利用できます。

駐車場はみっちりギュウギュウでした。
6時~8時までの人と、8時~10時の人がちょうど入れ替わりつつ、ほぼ満車でした。

登り始めてから下山まで、2時間たっぷりで充分すぎるぐらい満喫できました!
8:30 HISレアレアトロリーで出発
HISレアレアトロリー(ダイヤモンドヘッド/カハラライン)が来たので、乗車してワイキキに戻ります。
途中、レナーズで下車しておやつを調達し、妻が待っているホテルに戻りました。

このあと、すぐに荷物を整理してホテルをチェックアウトして、1時間後にはホノルル国際空港に向かっていました。
飛行機の出発3時間前までにホテルに戻れれば、帰国日の朝に弾丸ツアーもできます!
ダイヤモンドヘッドの頂上で日の出を鑑賞│まとめ
本記事は、ダイヤモンドヘッドで日の出をベスポジで鑑賞したい!
というアクティブな人向けに、知っておくべきポイントと実際に昇った体験談を紹介しました。
せっかく登るのなら、最高の場所で最高の景色を見たい!
これは誰もが思うことですよね。
その中でも、ちょっとした準備の違いによって、どの場所で見られるかは全然異なります。

本記事がダイヤモンドヘッドの日の出を見に行くときの、参考になれば嬉しいです!


