アロハ~!ふじたん(@shinjifujita)です。
ハワイ火山国立公園(ボルケーノ)で、わたしがいちばん「ここは唯一無二だな」と圧倒された場所があります。
それが、チェーン・オブ・クレーターズ・ロードです。
真っ黒な溶岩台地のど真ん中を、颯爽とドライブできる道。
「よくもまぁ、こんな道があるなぁ」というのが、走っている最中の正直な感想でした。
本記事では、実際にレンタカーで往復したわたしが、所要時間・途中の見どころ・トイレ事情まで、たっぷりの写真つきで紹介します。
※本記事は2025年8月17日(現地時間・日曜日)の訪問レポートをもとに、2026年9月時点の公式情報を加えて構成しています。
園内の状況は変わることがあるので、お出かけ前に公式サイトでの確認をおすすめします。
チェーン・オブ・クレーターズ・ロードってどんな道?

まずは、チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの基本情報から。
そもそも「どんな道なのか」から整理しますね。

クレーターズ・ロードって、ただの道路でしょ?わざわざ行く意味あるの?

それがね、道そのものが観光スポットなんだよ。走ってるだけでテンション上がる
標高1,200メートルから海抜0メートルまで、一気に下る道
チェーン・オブ・クレーターズ・ロード(Chain of Craters Road)は、キラウエア山頂エリアから海岸線まで一気に下っていくドライブコースです。
<チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの基本情報>
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 距離 | 片道18.8マイル(約30.3km) |
| 標高差 | 約3,700フィート(約1,128m)を下る |
| 路面 | 全線が舗装路 |
| 売店・ガソリン | 道中に一切なし |
| トイレ | 道中に2か所+手前に1か所 |
| 公式サイト | NPS公式(英語のみ) |
標高約1,200メートルの山頂エリアから、海抜0メートルの海岸線まで。
日本でいえば、標高1,200mの高原から海まで30kmで駆け下りるようなものです。
しかも道路自体はしっかり舗装されていて、走りやすい。
森だったはずの景色が、走るにつれて真っ黒な溶岩台地へと変わっていきます。
何度も溶岩に埋められてきた、生きている道
この道には、なかなか壮絶な歴史があります。
最初に開通したのは1928年。
その後、キラウエアの噴火のたびに溶岩に飲み込まれ、埋められ、付け替えられてきました。
<溶岩に飲まれてきた歴史>
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1928年 | 開通(当時はマカオプヒ火口まで) |
| 1965年 | 海岸のカラパナまで延伸 |
| 1969年 | マウナウルの噴火で一部が埋まる |
| 1979年 | ルートを付け替えて再開通 |
| 1986年~ | プウ・オオの噴火で約9マイル(14.5km)が埋没 |
| 2003年 | 溶岩が道路を横断(現在の終点の先) |
いま走っている道の先は、溶岩の下に眠っているんです。
1992年には、海沿いにあったカモアモア村の集落・ヘイアウ(神殿)・黒砂海岸が、まるごと溶岩に覆われました。

えっ、村がまるごと!?

そう。だから「地球が今も土地を作ってる」って実感できる道なんだよね
チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの所要時間と道の状態
次に、いちばん気になる「どのくらい時間がかかるのか」です。
下り45分・上り35分|往復は2時間~2時間30分みておきたい
公式の目安は、途中で停まらなければ片道約30分。
ただ、わたしが実際に走ったときのタイムは、こうでした。
<所要時間の実測と目安>
| 区分 | 時間 |
|---|---|
| 公式の目安(途中で停まらない場合) | 片道約30分 |
| わたしの実測(下り・撮影で3回停車) | 約45分 |
| わたしの実測(上り・ノンストップ) | 約35分 |
| おすすめの確保時間 | 往復2時間~2時間30分 |
走行だけで往復80分。
そこに展望台や溶岩台地での撮影時間を足すと、往復2時間~2時間30分が現実的なラインです。
復路はひたすら登りなので、下りよりは少し時間が読めます(往路でだいたいの写真を撮るので。笑)。
全線が舗装路|ただし売店もガソリンスタンドもない
走りやすさという点では、まったく心配いりません。
道路自体は全線が舗装されていて、レンタカーの普通車でじゅうぶん走れます。
4WDやジープである必要はなく、普通の乗用車で問題なく走れる道です。

以下などの「レンタカーの走行が原則NG(禁止)」とされている道路とは異なり、一般車で走行可能です。
●マウナケアのアクセス道路(オニヅカ・ビジターセンターから先)
●ワイピオ渓谷の谷底へ続く道(ワイピオ・バレー・ロード)
●サウスポイント(最南端)からグリーンサンドビーチへ向かう分岐路
ちなみに、ハワイ島でボルケーノまで足をのばすなら、レンタカーを確保すると、行動範囲がぐっと広がりますよ。
この道が一般車で走れる理由は、本文後半で詳しく解説します。
レンタカーをまとめて比較する(DiscoverCars)
ただし、道中には売店も自販機もガソリンスタンドも、一切ありません。
公式サイトにも「食べ物・水・燃料はない」とはっきり書かれています。
<道中の設備>
| 設備 | ある/ない |
|---|---|
| 売店・自販機 | なし |
| ガソリンスタンド | なし |
| トイレ | 道中はマウナウル駐車場と終点の2か所(簡易式) |
| 携帯の電波 | 弱い区間が多い |
| 緊急電話 | プウロア・ペトログリフの登山口に1台 |
携帯の電波が弱いのは、意外と知られていないポイントです。
公式サイト内で「緊急電話の場所」をわざわざ案内しているくらいなので、ナビや地図アプリは入る前に読み込ませておくと安心ですよ。
とはいえ道自体はわかりやすいので、「その場でSNS投稿をしたい・連絡を取りたい」という人以外は、道中ではネット環境がなくても対応できます。
ボルケーノ観光で必要な持ち物や服装は、以下で詳しくまとめています。
【体験レポ】チェーン・オブ・クレーターズ・ロードを走ってみた
ここからは、実際に走ったときの様子を順番に紹介します。

で、どのへんがいちばん良かったの?

正直ぜんぶ。でも強いて言うなら、海に向かって下っていく区間かな
駐車場から15分|両側が溶岩だらけのエリアに到着
まず目指したのが、デバステーション・トレイル駐車場です(入場ゲートから約10分)。
駐車場から15分ほど進むと、道路の両側が溶岩だらけのエリアに入ります。
緑がプツリと途切れて、視界が一気に黒一色になる瞬間。
「別の惑星に来たみたいだ・・・!」という表現、まったく大げさじゃありませんでした。
わたしは下りの途中で、3回ほど車を降りて撮影しています。
レンタカーの真っ赤なジープと、漆黒の溶岩と、抜けるような青空。
じつに映えるコントラストでした。

またとない機会なので、溶岩台地エリアに足を踏み入れてみたり。
座ってゆったり過ごしている人も、ちらほら見かけました。

しかも走っている最中、虹まで出てくれたんです!
降水量が多いエリアなので、この道、やたらと虹に出会えます。

ケアラコモ展望台|今回は通過した、中間地点の休憩ポイント
途中にある展望ポイントが、ケアラコモ展望台(ケアラコモ・オーバールック/Kealakomo Overlook)です。
崖の上から、海と、溶岩が流れた跡の黒い筋を一望できます。
終点までのほぼ中間点でもあり、休憩ポイントとしてもちょうどいい場所です。
食べ物を持参している人なら、大自然を目の当たりにしながらの間食タイムは、忘れられない体験になること間違いなし!
Kealakomo Overlook(公式サイト)
タイムスケジュールの兼ね合いで、ここでは途中下車をしませんでした。
もし写真を見たい人は、上記の「公式サイト」からどうぞ。
ただし、崖の上なので風がかなり強いことがあります。
紙皿や軽いものは飛ばされないよう気をつけてくださいね。
ちなみにこの展望台から見下ろす一帯は、1969年~1974年のマウナウルの溶岩流に埋まったケアラコモ村の跡地です。
終点から歩いて数分|ホーレイ・シー・アーチ
終点まで行くと、小屋(レンジャーステーション)と駐車スペースがあります。
トイレがあるのは、ここが最後です。

そしてこの先は、徒歩でのみ進める道になっています。

「チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの終点」の案内ボードもありました。
片道で1km歩くと、2003年に溶岩が流れ込んだエリアまでたどり着くことが分かります。

<終点から先の徒歩ルート>
| 目的地 | 終点からの距離 | 路面 |
|---|---|---|
| ホーレイ・シー・アーチの展望エリア | 約0.3マイル(約500m) | 旧道の舗装路 |
| 2003年の溶岩が流れたエリア | 約0.6マイル(約1,000m) | 旧道の舗装路 |
わたしたちは、手前のホーレイ・シー・アーチの展望エリアまで歩きました。
アーチ状になった溶岩の断崖で、高さは約90フィート(約27.4m)。
約550年前の溶岩流の崖が、波に削られてできたものだそうです。


その先の溶岩エリアまでは行かなかったの?

ちょうど雨がパラついててね。
妻が「歩きたくない」ってちょっとご機嫌斜めだったじゃん。笑
この後の「ケアナカコイ展望台」に向けて日没までの時間も気になっていたので、今回はここで引き返しました。
なお、公式は「溶岩の上を歩くのは危険」と明記していますし、海岸側はかなり滑りやすいので要注意。
地面には深い亀裂があり、薄い地殻の下が空洞になっている場所も。

道から外れて溶岩の上を歩くのは避けて、旧道の上を歩きましょう。
そして、駐車場の横をふと見てみると、溶岩ではなくあたり一面に草原が広がっていました。
一気に下ってきた道とまったく景色が違う・・・!

時間がないときのチェーン・オブ・クレーターズ・ロードの楽しみ方
「終点まで往復する時間はないけど、溶岩は近くで見たい・・・」
そんな人のために、現実的なプランを2つ紹介します。
溶岩台地で折り返す「途中下車プラン」なら往復40分
これが、時間がない人にいちばんおすすめの方法です。
デバステーション・トレイル駐車場から15分ほど下れば、もう両側は溶岩だらけ。
ここで途中下車して溶岩を間近で見て、そのまま入場ゲート方面に戻るだけでも「溶岩エリアに行った証」はしっかり残りますよ。
<途中下車プランの時間配分>
| 内容 | 時間 |
|---|---|
| 溶岩台地エリアまで(下り) | 約15分 |
| 溶岩を見る・撮影する | 約10分 |
| 入場ゲート方面へ戻る(上り) | 約15分 |
| 合計 | 約40分 |
往復で+20分ほどあれば「ケアラコモ展望台」にも到達できます。
40分あれば、「一面の溶岩台地を間近で見た」という体験や写真は、確実に持ち帰れます。
半日プランに組み込みやすいのが、このプランの強みです。
終点まで行くなら、プウロア・ペトログリフにも寄れる
時間に余裕があるなら、やはり終点まで行ってほしいです。
海岸線に向かって下っていくドライブは、圧巻の一言でした!!
ドライバー以外の人は、ぜひ撮影タイムを楽しみましょう。

<どこまで行くか、時間別の選び方>
| 確保できる時間 | おすすめの行き方 | 見られるもの |
|---|---|---|
| 40分 | 溶岩台地で折り返す | 一面の溶岩台地 |
| 60~70分 | ケアラコモ展望台で折り返す | 溶岩台地+海の絶景 |
| 2時間~2時間30分 | 終点まで往復する | 上記+ホーレイ・シー・アーチ |
| 3時間以上 | 終点+徒歩で奥まで | 上記+2003年の溶岩流 |
また、終点の手前にはプウロア・ペトログリフという寄り道スポットもあります。
古代ハワイの人々が溶岩に刻んだ岩絵が、2万3,000点以上も残っている場所です。
終点の駐車場から、片道約0.7マイル(約1.1km)のトレイルを歩きます。

わたしは今回立ち寄れなかったので、次回のリベンジリストに入れています。
レンタカーなら、引き返すタイミングを自分で決められる
ここまで読んで、お気づきかもしれません。
この道の楽しみ方は、「どこまで行くか」を自分で決められるかどうかで大きく変わります。

往復だけで2時間~2時間30分かかる道なので、この時間をまるごと自分の予定に組み込めるかどうかがポイントになるんです。
実際わたしも、終点で雨がパラついてきたのを見て「今日はシー・アーチまでにしておこう」とその場で判断しました。
天気と気分で引き返すポイントを変えられるのは、レンタカーならではの身軽さです。
- 溶岩台地で引き返すか、終点まで行くかを当日決められる
- 気に入った景色のところで、何度でも車を停められる
- そのまま日没の展望台や星空まで、粘りたいだけ粘れる
- 入園料は車1台30ドルなので、人数が多いほど割安になる
もし「現地ツアー」を利用するなら、チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの終点までが行程に含まれているかどうかを、申し込む前に確認しておくと安心です。
逆に「貸し切りチャーター」なら、運転なしで自由にカスタマイズ可能!
通常ツアーでは「溶岩台地」は含まれていますが、終点までは行かないことが多いです。
ハワイ島のレンタカーは、借りる会社や予約するタイミングで料金がけっこう変わります。
複数社をまとめて比較できるサイトを使うと、相場感がつかみやすいですよ。
とくに「DiscoverCars」(ディスカバーカーズ)が便利でおすすめです。
チェーン・オブ・クレーターズ・ロードを走る前に知っておきたいこと
最後に、走る前に知っておきたい注意点をまとめます。
トイレ・飲み物・給油は、入る前に済ませておく
これが、いちばん実害に直結するポイントです。
くり返しになりますが、道中には売店も自販機もありません。
<トイレが使える場所>
| 場所 | 位置 |
|---|---|
| デバステーション・トレイル駐車場 | この道に入る手前・いちばん使いやすい |
| マウナウル駐車場 | 道中(公式が案内している) |
| 終点(ロードエンド) | 海岸側・ここが最後 |
もしトイレに行くなら、デバステーション・トレイル駐車場がいちばん使いやすいと思います。
駐車場も広く、この先の道に入る直前という位置関係も便利です。
飲み物と軽食は、公園に入る前に買っておきましょう。

交通量は少ないけれど、道路を渡るときは要注意
撮影のために道路を横断する場面が、けっこうあります。
交通量そのものは少なく、体感では1分に1~2台ほど。
ですが、かなりのスピードで走っている車が多いんです。
「どうせ来ないだろう」と油断せず、左右をしっかり確認してから渡ってください。
また、ハワイ州の州鳥ネネ(ハワイガン)が道路に出てくることがあります。
公式によると、成鳥のネネの死因の第1位が「車」とのこと。
標識の制限速度は必ず守りましょう。
溶岩は持ち帰らない|ペレの言い伝え
黒くてツヤのある溶岩のかけらは、つい記念に持ち帰りたくなります。
ですが、ハワイには溶岩を持ち帰ると、火の女神ペレの怒りに触れて不幸が訪れるという言い伝えがあります。
実際、国立公園には毎年たくさんの石が「返却」で送り返されてくるそうです。
手紙を添えて、「あれから不運が続いたので返します」と。
思い出は、写真で持ち帰りましょう。
まとめ|チェーン・オブ・クレーターズ・ロードは、ボルケーノで唯一無二の体験
溶岩台地の中を颯爽とドライブできる場所は、世界中を探してもそうそうありません。
ボルケーノ滞在で時間があるなら、チェーン・オブ・クレーターズ・ロードは、間違いなく訪れてほしい道です。
- 片道18.8マイル(約30.3km)・標高差約1,128mを一気に下る
- 走行だけで往復80分。観光込みなら往復2時間~2時間30分
- 道中に売店・自販機・ガソリンスタンドは一切ない
- トイレはデバステーション・トレイル駐車場が使いやすい
- 時間がないなら、溶岩台地で折り返す「往復40分プラン」もあり
- 終点から約500m歩けば、ホーレイ・シー・アーチが見られる
- 道路を渡るときは、スピードを出している車に注意
- 溶岩は持ち帰らない。思い出は写真で
- レンタカーがあれば、どこまで行くかを当日決められる

次はケアラコモ展望台で、マラサダ食べながらのんびりしたいなぁ
ボルケーノ全体の回り方は、以下の記事にまとめています。
ぜひ本記事が、ハワイ火山国立公園(ボルケーノ)のドライブの参考になれば嬉しいです^^
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